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【吹田市・北摂地域・大阪府の動物病院が解説】チンチラの膀胱結石とは?症状・手術治療・予防のポイント

チンチラは体質がデリケートで、膀胱結石(ぼうこうけっせき)を発症しやすい動物です。
今回は「おしっこが出ていない」ことを主訴に来院したチンチラさんの症例をもとに、症状・治療・予防のポイントを解説します。

吹田市を中心に、北摂地域や大阪府からもチンチラの診療相談を多くいただいており、エキゾチックアニマルにも丁寧に対応できる医療体制を整えています。

■ 来院時の状態

飼い主さまからの主訴:
「おしっこが出ていない」

診察で認められた症状
・排尿がほとんどできていない(尿閉)
・陰部を気にして舐める様子
・元気・食欲の低下
・触診時に腹部周りを気にするしぐさ

▼ 検査の結果
レントゲンで膀胱内に結石を確認。
さらにエコー検査を実施したところ、結石が尿道出口付近に位置しており、尿の排出を物理的に塞いでいる状態でした。

→ 尿閉(おしっこが出ない状態)となっていたため、早急な外科的処置が必要と判断しました。

■ 手術の流れ

※術中写真がありますが、すべて全身麻酔下で痛みはありません。

① 全身麻酔・消毒後、開腹アプローチ
→ 膀胱へアプローチするために開腹処置を行っている様子

② 膀胱を切開し、内部を確認
→ 膀胱内部の結石を確認し、慎重に摘出を進めている様子

③ 膀胱を体外に展開し縫合
→ 結石摘出後、膀胱を体外に展開して縫合している様子

④ 摘出された結石
→ 今回の尿閉の原因となっていた結石

⑤ 結石の実寸
→ 数mmでも尿道を塞ぎ、排尿困難や尿閉を引き起こすことがあります

⑥ 閉腹して手術終了
→ 腹部の縫合を終えて手術が完了した様子

■ 術後経過

手術後は
・保温
・点滴
・鎮痛管理
・抗生剤投与
を行い、翌日には自力排尿が確認されました。

その後も食欲・元気ともに回復し、経過は良好です。

■ 原因と予防のポイント

チンチラで結石ができやすい理由として以下が考えられます。
・水分摂取不足
・アルファルファ主体の食事
・運動不足
・遺伝体質
・トイレ環境のストレスや給水ボトルの汚れ

ご家庭でできる予防
・清潔な給水ボトルと複数の水飲み場を設置
・牧草を軽く湿らせて水分量アップ
・ペレットはチモシー主体を選ぶ
・ケージ外運動の時間を確保
・排尿の量・回数・姿勢の変化を毎日観察

■ 吹田市・北摂地域・大阪府でチンチラの膀胱結石診療をお考えの飼い主さまへ

チンチラの膀胱結石は、尿閉(尿が出ない状態)になると命に関わる緊急疾患です。
今回の症例では早期受診により、手術後の回復も順調でした。

当院では、チンチラを含むエキゾチックアニマルに対応できる医療体制を整え、
・検査(レントゲン・エコー)
・内科治療・外科治療
・食事・飼育環境アドバイス
・術後フォロー
まで総合的にサポートしています。

ご予約・お問い合わせは LINE・お電話からお気軽にどうぞ。
吹田市だけでなく、北摂地域・大阪府からのご来院も多くいただいております。

🏥当院のご案内

📍 はしもと吹田アニマルクリニック
〒565-0821 大阪府吹田市山田東2-10-3(駐車場10台あり)
👨‍⚕️ 院長:橋本雄大(獣医師)
🔬 得意分野:皮膚科・呼吸器科・麻酔科・腫瘍科・外科
🌿 「かゆみ外来」「せき外来」「げり外来」など、症状別外来も設置

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